ベータチタニウム オフィシャルブログ

2007年8月29日

NOBLESTさん訪問~二号機レーサー始動~

以前の記事でご紹介させていただいたTEAM SANCTUARY with NITRO RACINGのレーサー二号機です。

今回はちょうど走行テストと出張が重なっていたので色々とお話をさせていただく事が出来ました。

社内のピットで

筑波サーキットでの走行前チェック

走行直前のブリーフィング

レーサー開発担当の笹賀氏 データの管理にもぬかりは無い

Zレーサー二号機

今回のテストはあくまでもシェイクダウンだったのですが、驚くほどのタイムを叩き出したTEAM SANCTUARY with NITRO RACING

10月21日に行われる【T.O.T~テイスト オブ ツクバ】が非常に楽しみです。

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2007年8月28日

Remotionさん訪問

出張中にMoto Garage Remotionさんに訪問させていただきました。

こちらはHONDA車系のカスタムショップで中でもCBX1000のカスタムが有名です。
店内は落ち着いた感じのショップです

CB系の車両が店頭に並びます

CBX1000

機能美と力強さとを感じさせる直列六気筒エンジン

店内にもCBX

HONDA製六気筒つながりでしょうか?Valkyrie Runeまで置いてありました

店内の様子

H.I.Dもオリジナルを取り扱っています

ピットの様子

Remotion横川さんをこそっと激写

Remotionさんからは毎回面白い御注文を頂いています。

ワンオフ製品の図面を引いてまで妥協の無いカスタムを実現してくれる拘りのお店。
型にはまらないカスタムをお求めの方にはオススメです。

Moto Garage Remotion
東京都西東京市南町 1-5-11-1F
TEL 042-469-3412
FAX 042-444-2442
営業時間 11;00~23;00
定休日   水曜日

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2007年8月27日

チタン合金を改めて考える

ご無沙しています、ベータチタニウム技術開発 松山です。

昨日まで関東方面出張していましたが本日より復帰します☆

さて、今回の出張の目的は日本チタン協会様から関西大学工学部先端マテリアル工学科 杉本隆史教授が教鞭をとる 関西大学技術交流セミナー「チタン合金設計」という勉強会を教えていただき、そのセミナーに参加するためでした。

今回のセミナーの中身はチタン合金Ti-6Al-4Vで製品を製造するベータチタニウムにとって非常に勉強になることが多かったです。

まずはチタンを取り巻く世界的環境として、やはり次世代のマテリアルであり、これから最も期待されている金属であることを再認識しました。

例えば各時代の最新テクノロジーの集約である航空機分野でのチタン使用料の推移をボーイング社の機体で見てみると

1960 B707 チタン使用料約1%
1995B777 チタン使用料約9%
現在 B787 チタン使用料約19%

従来航空機分野ではアルミニウムがその機体成分の殆どを占めていましたが、最近ではマグネシウムやCFRP(炭素繊維強化プラスチック)やセラミック、そしてチタンにバトンタッチをしてきています。

アルミニウム、マグネシウム、セラミック、カーボン、そしてチタン

世界には色々な材料が有り、様々な新しい技術があります。

私たち製品加工会社は新しい合金を生み出す事は出来ませんが、新しい加工技術を生み出す事は出来ます。

講義の中で杉本教授が言っていた言葉

「材料は命の無いものなんです、だけど疲労もするし事故も起こす、まるで生きている様に」

だったら我々はその材料に形状から機能を付けて命を吹き込もうと思いました。

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2007年8月26日

ネジのサイズ 測り方2

ベータチタニウム 木内です。

明日からは松山が帰ってきますので、日記は松山に戻します。

今日は測り方の2日目です。

昨日、用意したカネサシを多用します。

これは弊社の図面になります。

ここの記号の全てに数字を入れていただくだけでボルトは出来上がるように、細かい数字については、社内規定があります。

さて、ネジの寸法で一番不可解な寸法Sについてです。

あえて理解しやすいようにA・Bを入れています。

SはJIS規格で有効長さと呼ばれるもので、それに準じて図面を書いています。

有効長さ??実際にノギスで測ったり出来ませんので余計に理解しにくいです。

オートバイや自動車の延長線上で弊社のボルトをご購入いただいているお客様に理解してくださいとは言えません。
ただ、予備知識として持っていることで、将来有益になる事もあるかと思いますので読んでください。

弊社、TIHC-08040 を例にとって話を進めます。
社内規格ではS=22mmです。
これは有効長さといって、22mm+αmmまでナットが入ります。

ということをJIS規格に則って表記しています。
このαなんですが・・・
図面のA部分で2ピッチ以内ということになっています。

弊社製品ではA+Sの長さが22+1.25×2=24.5となります。
Bについては使用に差し支えない場合を除いては表記することはありません。

実際にSを正確に計測すると23mm前後になっています。
(転造の場合、若干前後します。)
JISに則った図面表示で製作されたボルトは社内規格に準じているということになります。

では、他の寸法を実際にカネサシを使って測ってみましょう。

このようにLを測ります。

ボルト製造メーカー及び車両製造メーカーによってバラツキはありますが大体40mmぐらいになっていますね。

Sについてですが、個人の方からのご注文の場合は弊社規格で対応出来るように作ってあります。

そのほかのサイズに対しては

このように真っ直ぐな物に当てて測っていきます。

「どうしても色々なボルトが欲しい!」って方は、親しいショップを紹介しますのでご相談下さい。

まずは、ブレーキローターボルトやキャリパーマウントボルトあたりを交換してみては如何でしょう?

国内最強といわれる64合金ボルトの威力を実感していただけると思います。

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2007年8月25日

ネジのサイズ測り方 1

こんにちは、ベータチタニウム 木内です。

今日は簡単に安く調べることが出来る方法を日記にします。

まず、

用意する物
カネサシ(150mm)
ボルト
(M6×20L 1本)
(M8×20L 1本)
(M10×20L 1本)

上記4点は全てホームセンターで購入してください。
これが無いと出来ません。

これだけ揃えると、今日からベータチタニウムに別注なんて荒業も可能になります。

昨日は会社にミリ系のピッチゲージが無いと書きましたが、通常業務の中では、製品をピッチゲートして使います。

ホームセンターでネジを・・・というのも、
昨日の日記で書きましたように、並目のピッチのボルトが売っているからです。

M6はピッチ1.0mm

M8はピッチ1.25mm

M10はピッチ1.5mm

同じピッチのネジ同士を合わせると

気持ちがいいくらいに揃います。

しかし、ピッチが違うと

ガリガリしてて、合いません。

こうしてネジ同士を合わせることによってピッチを確認します。
ピッチが0.06mm違うだけでも、必ずスキマが空きます。

難しいことを書いていますが・・・
オートバイの場合、この3種類のピッチのネジが95%以上を占めます。

ミリネジを使うオートバイって、理解しやすく出来てます。

最後にネジ屋の本領発揮です。

見ただけで判別しにくいネジでは

M10×1.0(ピッチ)UNF3/8-24

また・・

M20×2.5(ピッチ)UNC3/4-10

よく間違えるネジ同士です。

もしややこしいネジが混ざった場合、予めネジ同士を合わせ、ピッチごとに分けてノギスで計測し確認します。

後は違うネジが混ざっている場合には、音で分かったりもします。

材質が一緒でも頭部の形が違ったり、径が違ったり、長さが違うと体積が変わるから、音が変わるんです。

明日も出勤確定ですので、カネサシを使った計測方法を書きます。

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