ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年11月30日

工場長

こんばんは、製造のショウジです。

今日は、中間棚卸でバタバタしてました。

僕の方は普段担当している鍛造材の数を数えていました。

ふ~。さっきやっと終わったところです。

そんなこんなで、今日はあんまり作業ができなかったですが、来週取り返します!

で、今日は何かっていうと、普段僕ばっかりなんで時々登場する工場長を。

工場長は、基本的には一品物が多いです。

ショウジでも出来るものも、もちろんあるんですが、工場長が扱ってる機械は複合機でして

旋盤機能にミーリング機能が加わった機械なんです。

なので、NC旋盤ではできないこんなものが作れちゃいます。

強化アクスルシャフト用割ジメカラーです。

そして、ベータチタニウムといえばこれでしょう!

64チタン合金製アクスルシャフト!

今つくっているやつは特に長いので大変時間がかかっています。

どんな、バイクのオーナさんに行くんでしょうかね?

なに用?って尋ねたらニヤリと笑って教えてくれませんでした。

そんなブラックな工場長はこんな人。

って言って写真を撮ろうとしたら後ろむかれちゃった。

背中だけですいません。

以上、製造のショウジでした。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

2012年11月16日

目立て

こんばんは、製造のショウジです。

寒くなって来ました。

当社でもストーブが活躍する季節がやってきました。

この季節ストーブは色んな意味で活躍します。暖房。上に水を入れたペール缶を置いて加湿。

そして、焼き芋(笑)

今年はさらにバージョンアップしそうです。

話がいきなりそれましたが、今日は「目立て」の話。

普段丸材を加工している私達ですが、丸材にも色んな材質、長さ、径の材料が送られてきます。

ところが、全ての材料がちょうどよい長さで切られているわけではないので、材料のカットが必要になります。

そこで登場するのが、以前ブログにも書いた切断ノコ「ケルテンバッハ」なんですが、こいつに付いているノコ刃についてのことなんですね。

色んな材質の丸材を下からゴリゴリ切っていくわけなんですが当然ノコ刃も消耗して切れが悪くなってきます。

切れてないノコ刃で無理矢理切っていると材料のカット面に焼きが入って加工の時の妨げになってしまいます。

そこで、へたったノコ刃は「目立て」という研ぎに出して刃を立ててもらうんですね。

使いすぎてへたったノコ刃

これが・・・・・

こうなるんですが、目立てをしてしまうと外径はちょっとだけ小さくなります。

この目立てをしないで昔使い続けていたショウジは結果ノコをバッキーん!と割ってしまいました。

うん万エンがパーです。

なので今は二枚を代わりばんこに使っています。

そろそろ、今使っているもう一枚も目立ての時期ですかね・・・

以上、製造のショウジでした。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

2012年11月8日

展示会

こんばんは、木内です。
先日、11月3日サイクルモード(幕張)4日JIMTOF(東京ビックサイト)と、展示会のはしごをしてきました。

数年前にもサイクルモードに行きましたが、いつ行ってもワクワクしますね。
今回は生まれて初めてカーボンフレームの自転車にも試乗させてもらったりして、あの軽さには驚きです。

チタンフレームの自転車3台、カーボンフレームの自転車3台 合計6台試乗させてもらいました。

続いて4日はビックサイトへ行ってきましたが・・・・・

東と西とビックサイトすべてを使った展示会だったので、所々、集中力が切れそうになりながら、目から鱗が落ちるような機械も見てきました。

やはり、目に付いたのは・・・・

よく後継者問題が話題になる昨今ですが、その根底にあるのは、「技術は見て盗め!」とばかりに教えられてきた人間にとって、長年培った感覚を人に教えることは、言葉や文章では表しにくいものです。
教えない?教えてくれない?では無く、教え方を知らないというのが正確な表現だろうと思います。

そこで、職人の感覚や経験を機械メーカーが数値化し、機械本体に組み込まれているところが多く出展していました。ついつい技術力が落ちると考えがちになってしまいますが、生産性の向上を考えるならばこういったっこともありだと思います。

最後に・・・
悲しい話、私を含め職人というものが絶滅危惧種となる日も近いような気がしました。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

2012年11月2日

組み込みワッシャーボルト

こんばんは、製造のショウジです。

寒くなって来ましたね。温かい鍋が今夜は食べたいです。

さて今回はワッシャー組み込みボルト。

あれって,どうやって作るの?と知り合いに聞かれたのでその工程を。(ザックリとですけど。)

まず用意するもの。

転造してない状態のボルト。

ワッシャー。

場合によってはスプリングワッシャーも。

で、これらを一つにまとめて

エイヤッと転造します。

すると・・・・

転造部分に螺子山が形成されてワッシャーが抜けないようになります。

つまり、ワッシャー組み込みボルトは全て転造で作られています。

なので、64チタンのワッシャー組み込みボルトに出会ったら、ちょっとだけオオ!って思って下さい。

珍しいですから。(笑)

因みに64スプリングワッシャーも。(笑)

ザックリとですけどワッシャー組み込みボルトの作り方でした。

そして、明日はバイクセブン伊丹店さんにて展示会をやっております。

皆さん来てね~。

以上、製造のショウジでした。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

Facebook