ベータチタニウム オフィシャルブログ

2007年4月24日

2007東京MCショーレポ その2

さて昨日に引き続きモーターサイクルショーのレポートです。

今回は基本的に【ヨシムラジャパン】さんのブースでの間借りだったので展示内容も周囲の物とあわせました。

昨日の記事に載せていたのはJSBレプリカの下に展示していたので主にロードバイク用の製品を並べてました。

それとは別に最近ヨシムラさんが力を入れだしたクラスにベータチタニウム製品も展示していいよとの事だったのでもう一箇所借りて展示。

そのクラスとは…

ミニモト!!

展示したのは

上から

スプロケットナット
アクスルシャフト前後
EXスタッドボルト
ディスクローターボルトセット
スプロケットスタッドボルト

です

ちなみに実際の車両にも取り付けしてもらいました。

ボルトなんでマッタク見えないです。

アクスル&ローターボルトはキレイデスネ

そして今回の展示で一番手の込んだ物がコレ↓

え?

何かわからないですか?

しかし結構いっぱい書いたので続きはまた明日

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2007年4月23日

2007東京MCショーレポ その1

もう一月近く前ですがネタが尽きたわけではない
東京モーターサイクルショーのヨシムラジャパンブースに製品を展示させていただいていたのでUPします。

昨年度から【ベータチタニウム】がJSBのレースのサポートをさせていただいている【ヨシムラジャパン】さんのお誘いを受け製品出展をすることとなりました。

工業製品の展示会くらいしかやった事の無いベータチタニウム一同、ヨシムラさんに色々と聞きながら準備をはじめました。

まず、展示物がネジの為どーやって見栄え良く見せるかを考えて作ったのがコレ

ホームセンターで購入したアクリル板に自社で据付棒を作成。

この棒作るだけで半日が費やされています。
(穴を空けてネジ山をタップで立ててナナメにカットしたダケなんですけどね)

コレにネジを貼り付けて展示しようという目論見です。
(保護フィルムが着けたままはちょっとキチャナイですね)

実際の雰囲気はと言うと…

こんな感じでした

下からライトアップをするとの事でしたので陽極酸化処理したチタン合金の切粉(キリコ)を配置してみました。

これの隣に陽極酸化無しの切粉と製品を並べてこんな感じです

ちょっと神秘的?

初めてにしては結構キレイに出来たんじゃあなかろうかと自画自賛です。

しかもこの什器の上には…

JSBマシンレプリカのGSX-R1000 K7が配置してありレーシーな雰囲気を醸し出してくれてました。

もうちょっと引いた写真

 

すごく人目に着くところだったのでたくさんの来場者様にPRすることが出来ました。

まだまだあるのですが続きはまた明日書きたいと思います。

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2007年4月21日

鍛造 ~鍛え鍛えて造られる~

鍛造

金属加工の一種である種の形を作るための工程。

類似語として「鋳造」があります。

鍛造自体の説明は【社団法人 日本鍛造協会】を参照してください。

読むのがめんどくさい人の為に簡単に言うとガンガン叩いて「鍛えて」「造る」という事です。

そしてこの鍛造って言葉はオートバイ乗りの方なら一度は耳にした事があるのではないでしょうか?

アルミ鍛造ピストン
マグネシウム鍛造ホイール

高性能の製品をアピールするのに使われる事が多く、実際に金属としては一般的に鋳造に比べ強くなります。

一般的にはアルミやマグネシウム、または鋳鉄を鍛造して強度区分を上げるのですが、ベータチタニウムではただでさえ強いTi-6Al-4Vをボルトとして作る為に鍛造品を使います。

この素材を使う事によって高負荷の掛かる足回りやブレーキ周りでしっかりと「繋ぐ」という性能を発揮できるボルトが生まれるのです。

まぁ鍛えた分、加工は至難の業ではありますが…

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2007年4月19日

北の国からやってきた

こんなオートバイ知ってますか??

旧ソビエト時代からロシアで製造されている
【IMZ-URAL イー・エム・ゼー ウラル Wikipedia】

今回はこのオートバイのリアアクスルシャフトの製作を御注文いただきました。

純正品が朽ちた為、取付が出来なくなったそうです。

下が純正です。材質はただの鉄ですね、胴径20mmでした。
写真の上がSNCM447で作成したスペシャルモデル
(クライアントの軽さなんかいらんから安くて強いのが良いとの御希望につきニッケルクロムモリブテン鋼のSNCM447使用です)

右が純正M14P1.5

何故に胴径20mmに対してこんなに細いんだ…
ということで取り付け剛性アップのためM18P1.5にて作成(写真左)

ナットも作り直しです。
フランジをつけて座面締結力をアップさせました。
これで錆びの元になっていた割が必要なくなるでしょう。

これに防錆処理かけて完成です。

ベータチタニウムっていうとチタンしか使わないイメージを結構持たれているんですが基本的にネジ屋さんなんで色んな材料使います。

旧車や絶版車のボルト、ナットやシャフトは別途見積り(無料)しますのでお気軽にご連絡下さい。

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2007年4月18日

ディスクローターボルトの効果

ディスクローターボルト

ホイールとディスクローターを繋ぐ為のボルトです。

ベータチタニウムでは国内4メーカー、DUCATI、Buell、Triumph等様々なオートバイのローターボルトを64合金で製造してきました。

その中で解った事で驚いたのがメーカーのほとんどが形や素材を変えていないと言う事です。

大体10年以上前のオートバイと最新式のオートバイが同じボルトを使っています(多少材質や表面処理は変えているのもありますが)

ここ十年でオートバイはどのように進化しているでしょうか?

最高速度は上昇し、軽量化にも力が入り、ブレーキも大型化しています。
最近のスーパースポーツ系は純正からラジアルマウントのキャリパーを装着し、ストッピングパワーの向上は凄まじいと感じます。

しかし、ことボルトとなると昔から鉄のまま

ストッピングパワーを向上するためにブレーキを大径化しキャリパーも剛性アップさせているのにそれを止めているボルトの剛性はそのままではたしてその変更箇所の性能はキッチリと現れるのでしょうか?

ベータチタニウムのTi-6Al-4V鍛造材はクロモリ鋼すらも凌駕する引張強度を実現しています。

この素材を使ったローターボルトはノーマルの材質(SS400、S45C等)から交換するとノーマルのボルトがどれだけ【逃げていた】かを実感していただけるでしょう。

しかもバネ下加重の低減にも大きく貢献します。
ローターボルトは回転物なのでジャイロ効果も変わるので数値以上の効果も感じていただけるでしょう。

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