2008年6月4日
Buell Leo XB12STT
本日は京都にあるBuell専門ショップ
Buell Leoさんの試乗車で作ってあるXB12STTを試乗してきました。
この車両はベータチタニウムとBuell Leoの共同開発オリジナルパーツ
Ti-6Al-4V鍛造使用
フロントディスクローターボルト
キャリパーブリッジボルト
ピンチボルトセット
リアディスクローターボルト
プーリーボルト
そしてTi-6Al-4V製のフロントアクスルシャフトを装着し
その他RidingHouse製のカーボンパーツ等でしあげてあるスペシャルモデルなのです。
今回はこの車両に、先日開発の終了した新パーツ
Ti-6AL-4Vリアアクスルシャフト
走行してみての率直な感想はといういと
とてつもなく『上質な走り』
ホイールベースの短さから、軽快感が売りの現在のXBシリーズのBuellなのですが、その軽快感と引き換えに若干の落ち着きのなさがどうしても感じてしまう印象があったのですが(それすらもセールスポイントなんでしょうが)まったくもって、ものすごい安定感を感じさせてくれました。
あくまでもへっぽこなライダーのインプレッションなんですが、リアタイヤの位置がわかるような感じ。
緩やかな高速コーナーではアクセルの開度で自由自在にラインを変えていく事が出来ます。
なんていうかタイヤからの情報量が正確に伝わり、乗り手の意思を的確に体現してくれるようになりました。
以前フロントのみ換装した状態でも乗っているのですが、その時は『旋回してる』感が非常に強かったのですが、今回の前後輪換装の状態では『路面に張り付いている』ような錯覚に陥りそうになりました。
しかし、ここまで安定感が上がってると書くと、じゃあ軽快感は失われいるのかというと
これが上がっているから面白い。
明らかに動き自体は軽くて素直になっているんですね。
特に切り返しの時の車体の動きは秀逸です。
タイヤのRを感じながらクルリと抵抗無く車体が向きを変えていきます。
アクスルシャフトの効果でも書きましたが、剛性を上げると同時にバネ下の軽量化を行う。
相反する特性を与えてあげることにより、
『安定感が増し、軽快感も増す』
っというこれまた相反する性能を同時に引き出すことが可能になりました。
ほんとうにイメージの話なんですが
ヒラッヒラッピタッ
常にこんな乗り味なんですね。
今までBuellという車両に乗った事が無い方
以前試乗はしたことがあるという方
若しくは今現在Buellをお持ちの方
一度、京都に行って体感してみてください。
価値観の変わるマシンに乗ってみることが出来ます。
あとがき
今回はBuellという特異な車両(超ショートホイールベース)だったので安定感の上がり方の方が顕著には感じたんですが、これが安定感の強いツアラー系だとまた違う効果の出方がするんですよね…
また、それは別の機会にでも書いてみたいと思います。
カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ
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