ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年4月18日

焼き付きとカジリについて

先週、関東へ出張の時に、東京神田にある日本チタン協会の事務所に行ってきました。
その中に「ファスナーワーキンググループ」と言うのがあり、その会合に出席してきました。

そもそも「ファスナーって何よ?」ですが、ファスナー=螺旋=ネジです。

メンバーの中で様々な話し合いがあったりしました。
「WEBページの充実」という議題が持ち上がり議論されたのはいいのですが、「日本チタン協会→技術情報→摩耗・焼き付き・カジリ・トラブル→チタンボルト・ナット間で焼き付き発生」の内容があまりにも乏しいという事で「チタンボルト・ナット間で焼き付き発生について書いてよ!」って事で書くことになりました。

しかしですね。
焼き付き・カジリの定義をはっきりさせて、機械部品のネジの等級を順守することを踏まえたうえでの対策となります。

まず、焼き付き・カジリの定義ですが、勝手な解釈をすると、エンジンのピストンとシリンダーと同じように例えると、ネジ山がこすれて異状摩耗する事を「カジリ」とし、固着して抜けなくなる事を「焼き付き」とします。

その他、ネジにもハメアイ公差がありますので、順守されている事を前提としなければなりません。

恐らくこの辺りからの話になって、ネジ表面硬度の話から表面処理の話になると思います。

どのような業界でもコストはかけずに「焼き付き・カジリ」を防ぎたいものですから、最良の策を伝えるべきだと考えています。

なお、チタン協会へ直接質問をされる場合は、お名前・貴社名・所属・住所 ・電話・FAX番号を明記したうえで質問してください。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

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