ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年6月14日

チタンボルトの焼き付きについて

チタンボルトの焼き付き性について考えてみました。

まず、前提条件が出てきます。

1、材質が明確であるか?
他の材質と比べるなら、最低限引張強度と硬度ぐらいは、比較の参考として控えておいてください。硬度の低い材質ほど焼き付きやすく硬度の高い材質ほど焼き付きにくいものです。また、切削ネジに比べ、転造ネジは組織が微細になり表面硬度が上がります。

2、ネジの規格に準ずるものであるか?
国内のオートバイ・自動車などの機械部品の99%はJIS2級もしくはISO規格6gのボルトが使用されています。規格の違うものでは焼き付きが起こる場合があります。

3、キズ・バリなどが無いか?
キズやバリがあると規格のネジゲージは通りません。

いわゆる上記の条件をクリアしても焼き付く場合に表面処理を必要とします。

弊社製品で焼き付きのトラブルに関する報告は受けていませんが、ただ、単に焼き付きの事で聞かれたらこのような回答になります。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

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