ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年7月24日

ペダルシャフト

ペダルのシャフトをチタン合金に変えるとどうなるのかを試した事があります。

実際に売るとか売らないとかは別として、どう感じるのかを知りたかったというところです。

昔のペダルと言えば知ってる方もいらっしゃると思いますが、ベアリングのボールがシャフトに当たってるタイプです。
昔のペダルは全てこのような製品だったと記憶してます。

オートバイなどではベアリングのボールが当たるベアリングシートに、チタン合金は使えないとお客様にも説明していますし、ベアリングシートの硬度はHRC60に対しチタン合金(Ti-6Al-4V)はHRC30程度です。
即座にダメになります。
自分のヘナチョコ根性なしの足では「大丈夫かも?」という安易な考えで作って走ってみましたが、やはり約100km走ったらガタが出てきて、カリカリ音が出始めました。

やはりと言えばやはりですね。

ただ、今のタイプのペダルシャフトでしなりと剛性を両立出来れば、特にヒルクライムには効果が出そうです。

軽い強いと言われているチタン合金もベアリングシートには不向きですし、チタン合金以外の構造用鋼も表面処理なしでベアリングシートに使えるものではありません。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

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