ベータチタニウム オフィシャルブログ

2007年5月25日

チタンのリング―TB340純チタン使用

サンプルとして純チタンを使用して作成したリングです

ちょっと前に作ってみたんですがムツカシイですね…

個人的にはTi-6Al-4Vでメリケンサックに使えるくらい強いものを作りたいですけどねぇ~

内側は陽極酸化処理のブルーで仕上げてみました。
肌触りも良くアクセサリーとしても結構優秀なチタン
Ti-6Al-4Vの強さがいらないところであれば純チタンでこーいうのも面白いんですけどね~

まぁお遊びという事で☆

せっかくなのでボルトとのコラボレーション☆

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2007年5月23日

ベータチタニウム新メンバー加入!?

なんだか「あい○り」みたいな表題になってしまいました。

それでは本編どうぞ~

先日ベータチタニウム代表のキウチとマツヤマの会話

マツヤマ「社長~ 最近長距離多いんですけど…」

キウチ「エエコッチャないか~ みなさんにチタン合金を広めんかい」

マツヤマ「いや、そやけど軽トラやと長距離にツライものが…」

キウチ「しゃーないなぁ~ ほななんぞ用意するわ、とりあえず軽より排気量ありゃええんやろ?」

マツヤマ「よろしくお願いします!!」

そして月日は流れ…

キウチ「おぉ~い、マツヤマ~ お前の移動車両来たぞ~」

マツヤマ「お!?お? …  おぉぉ???」

マツヤマ「シャチョー…」

キウチ「どや!かっちょええやろ!!」

マツヤマ「いや、これ…」

アフリカツインですやん!!

キウチ「750ccもあんねんぞ~ 軽トラよりは上や」

マツヤマ「排気量は上やけど…なんかごっつレーシーなハンドル周りやし…」

キウチ「そらそーや、元はレース車両やからな、モンゴルにSSERに…」

1995ラリーレイドモンゴル

RALLY Gaston Rahier(1999,2000)

その他にも数種類のラリーステッカーが…

マツヤマ「いやなんでこんな歴戦の勇者みたいになってるバイクがココにあんねん」

マツヤマ「しかもGPS搭載って俺どんな秘境に仕事行くんですか!」

グローバルにポインティングされてもどうかと思うのだが…

キウチ「まぁ頑張れよ、とりあえず関東な」

そんなこんなで明日から可動予定デス…

けっこう目立つ車両なんで町で見かけたらお声を掛けてください。

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2007年5月22日

只今帰りました

今日は朝から鈴鹿周辺のメーカーさんやらショップさんとお話お話デス

やっぱりまだまだTi-6Al-4Vと純チタンが混同されて認識されているんだなぁっと感じました。

チタン合金ボルトメーカーとしてチタン合金の普及と宣伝をもっともっとがんばっていかないといけないと実感しました。

さて、今日も相変わらずの軽トラでの長距離移動だったのですが前回の教訓を生かし今回は軽トラ長距離移動の対策品を装着していきました。

これを付けると車体の微振動がほとんど消えてストレス無く長距離が走れるようになるのです!!

そのパーツはコレです!!

Ti-6Al-4V製ホイールナット

上がショートタイプ

下がロングタイプになります。

鉄ホイールにチタン合金のナット

こんなことしても意味が無いとお思いのアナタ!!

これが結構馬鹿にできないんですよ~

いかに運動部の締結面での剛性が重要かマツヤマに教えてくれた物ですね。

いったい何が違うのか?

ベータチタニウムに遊びに来ていただければ実際に体感していただけますのでいらっしゃいませ~

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2007年5月21日

陽極酸化処理

ベータチタニウムの象徴ともいえるこの写真

この青いボルトはいったい何なのか?

ただのファッション??

いいえ、違います。
この青色には理由があるのです。まずはこの青くする処理についてお話します。

陽極酸化処理

特殊な水溶液中で電極操作により酸化を進める方法です。
以前の記事【チタンは錆びない!?】でも少し書きましたが、チタンってすごく酸化しやすいんですが酸化したあと強くなる的なことを書かせてもらいました。

そして、チタンが酸化すると変色するのです。

これはオートバイに乗ってらっしゃる方なら大体はご存知のでしょうが、有名なのはマフラーのエキゾーストパイプに使用されているチタンが高熱で酸化することにより鮮やかなグラデーション状に発色するのはが有名です。
これを加熱酸化といい、金属の温度上昇によりチタンと酸素が結合する事によって酸化皮膜を形成しその厚みや組織によって色が変わります。

さて、ここで陽極酸化の話に戻りますが

陽極酸化処理も酸化皮膜形成というのが大きな目的であり加熱酸化と同じような効果がでています。

それではいったい何が違うのか??

それはズバリ酸化皮膜の安定です。

マフラーがグラデーション条に色が変わっていくのと違い陽極酸化は基本的に単色でまとまります。
この状態は表面の数ナノの厚みで酸化皮膜が安定しているからなのです。
マフラーのように熱で酸化を進めるとどうしてもムラになります。

マフラーであればこのムラは問題無いのですが、ことボルトというと高負荷にさらされる場所でムラのある酸化皮膜だと力の応力集中を起こし破断の原因になります。

さらに厚すぎる酸化皮膜はその下のチタンとの硬度差が生じ焼きつきやカジリを起こしやすくなります。

チタンのボルトをバーナー等であぶるとキレイな焼け色(酸化皮膜)が付きますが、それはボルトの性能を著しく低下させるだけではなく大変危険な行為なのです。

では、なぜベータチタニウムではわざわざ酸化皮膜を付ける為に陽極酸化処理を施すのか?
それは陽極酸化処理で作った酸化皮膜で安定した酸化皮膜を作ることによりネジのカジリや焼きつきに対して効果を発揮できるのです。

何故か?

それはチタンの表面がナノレベルで安定する事により表面が滑らかになり、相手側に対する攻撃性を失わせると同時に薄く強い酸化皮膜で防御性を高める事が可能だからです。

さらに酸化皮膜が安定する事により電蝕等に対しての腐食代としても活躍します

こうしてボルトとしてカジリや焼付きに強い性能を持たせる事が可能になるのです。
ベータチタニウムではネジ部を熟練の職人の手による【転造】で造りますが、それでも焼付き等が心配の方の為にこのような表面処理を用意しています。

そして64合金で最も色の安定がでるのがこの蒼のため通常出荷品はこの色で統一させています。
見た目だけじゃなく、ファッション性だけじゃなく、ネジとして性能を追求した陽極酸化の色
普通の着色や、他の物質を蒸着させるのとは違うチタンそのもののを変える事によって生まれる安全な発色。

ベータチタニウムのネジに対するこだわりの一つでもあります。

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2007年5月19日

Ti-6AL-4Vチタン合金とルナチタニウム合金の関係性からガンダリウム合金までの道のりを真面目にチタン合金屋が考えてみた2007

全世界53億人のガンダムファンのみなさまこんばんわ

チタン合金ボルト製造メーカー【ベータチタニウム】の技術開発 松山です。

本日は今まで類を見ない位どーしよーもない文章を超長文で書いて行きたいと思います。

ガンダムファンの皆様は最後まで、ガンダムファンではない方も読んでいただけるとうれしいです。

機動戦士ガンダム

世界に誇る日本のロボットアニメーション

地球連邦政府とジオン公国の間で起こった戦争の中で一つの部隊(第13独立部隊、またはホワイトベース隊)を中心に描かれた物語である。

今回のお話は主人公アムロ・レイの搭乗するRX-78 ガンダム
このガンダムの強さの秘密であり敵対するジオン公国が持ち得なかった技術、それまで戦況で多大なる戦績を上げていたMS-06ザクのザクマシンガンすら受付けなかったRX-78ガンダムの装甲

ガンダリウム合金についてベータチタニウムの技術開発として真面目に考えてみようと思います。

まずはこのガンダリウム合金

元々はルナチタニウム合金と呼ばれていましたが、戦況を著しく連邦政府に傾かせた要因であるガンダムの装甲版に採用されていた事から一般的にガンダリウム合金と呼ばれるものになったものです。

それではこのガンダリウム合金ルナチタニウム合金(Luna-Titanium Alloy)についての考察をしてみたいと思います。

正確な配合率まではわかりませんが主成分はチタンであることは間違いなさそうです。

そのチタンにアルミニウム、希土類金属を配合したチタン合金の一種であり、主に月(Luna)で生成されていた事からルナ(月)チタニウム合金と呼ばれるようになったようです。

チタンを月面上という特殊な重力下で精製することにより従来のチタン系合金に加え、様々な特性を有するらしいです。(なぜ特殊な重力下で精製すると様々な特性を有するのかは謎)

さて、それではここでこのルナチタニウム合金とベータチタニウムの扱うTi-6Al-4Vチタン合金との違いを検証してみましょう。

まずはTi-6Al-4Vチタン合金について

主成分チタン90% アルミニウム6% バナジウム4%で構成されたチタン合金の代表格でアメリカ合衆国がFシリーズ戦闘機のエンジンを開発する為に作った高剛性、軽量、耐腐食性に優れた金属
精製と加工に大きなコストが掛かり一部ハイパフォーマンスのマシン
(レーサー、航空機、宇宙ロケット分野)で使用される。

続いてルナチタニウム合金

主成分チタン?% アルミニウム?%  希土類金属?%で構成されたチタン合金の一種で地球連邦政府がRXシリーズの装甲を開発する為に作った高剛性(弾跳ね返すし)、軽量(動き早いし)、耐腐食性(ほとんど汚れないし)に優れたな金属
精製と加工に大きなコストが掛かり一部の高性能モビルスーツ
(ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク)に使用される

……

って、

ほとんど一緒じゃね???

強いて違うところといえばバナジウムが希土類金属(スカンジウム、イットリウム、ランタン、アクチニウム等)と違うくらいで(合金の配合率を考えれば確かに違いはあるかも知れないが)精製技術に重力が関係しているとは聞いたことがありましぇん。
(専門家の意見お待ちいたします。)

まぁ

Ti-6Al-4Vチタン合金にザクマシンガンの弾が跳ね返せるかっていうと微妙ですけど(120mmマシンガンですからねぇ)表面硬度を上げる技術はいくらでもありますしね

しかし上記の事がある程度近似値になるのであれば…

チタン合金=Ti-6Al-4V

チタン合金=ルナチタニウム合金

ルナチタニウム合金ガンダリウム合金

……

Ti-6Al-4Vガンダリウム合金

おぉ!?

もしかするともしかしますかね!?

まぁ単純にイコールで結ぶことは出来ませんがTi-6Al-4Vってとてもガンダリウム合金に近いものがある、というか同じチタン合金としては括れるものだと考える事が出来ます。

21世紀において最も優秀な金属に近いであろうTi-6Al-4V

それは宇宙世紀0079年において一つの伝説となるRX-78ガンダムを生み出す為の重要な鍵になるのかもしれません…

ベータチタニウムではTi-6Al-4Vを使い、様々な分野の製品を手がけています。

そんなガンダリウム合金でアナタのバイクや車を強化してみませんか?

(激しく違う)

ベータチタニウムはそんなガンオタの夢を応援します☆

〔次回のガンダムネタは百式の装甲に付いて真面目に考えてみた2007〕
です
お楽しみに☆

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