ベータチタニウム オフィシャルブログ

2008年1月9日

Buell XB用アクスルシャフトのインプレッション

昨年末辺りから様々な雑誌でご紹介いただいているおかげでお問合せが非常に増えてまいりました。

お問い合わせ内容で多いのが

『実際に換装すると、変わるんですか?』という内容です。

通常ならば経験豊富なプロのライダーの方々や雑誌でインプレッションを書かれるライターの方々にご感想いただくところなのですが、それはまだ今から発売されていく雑誌の紙面でお伝えしようと思います。

というわけでベータチタニウム技術開発として幸運にも色々な車種をテストしてきたのであくまでマツヤマの主観ですがインプレッションを書いてみたいと思います。

が、最初にお断りしておきますがコレはあくまでも一般ツーリングライダーのマツヤマが自分自身で乗ってみて感じた事を書いていくものであって、製品の性能を実際に感じていただけるかを保証するものではございませんのであしからず。

さてさてそれではまずはBuell XB用アクスルシャフトからいってみたいと思います。

京都のBuell専門店Buell Leoさんと共同開発したこのアクスルシャフトです。

現行のBuellといえば、通常のビックバイクよりも極端に短いホイールベースと極端に立ったキャスター角のディメンションを高剛性のフレームで受け止める事によって生み出される軽やかな走りが魅力のオートバイですが、国産のビックバイクに比べてその分若干安定性に欠けるものがありました。

そんなBuellにTi-6Al-4Vアクスルシャフトを装着するとまず感じたのがサスペンションの収束のスムーズさでした。

例えば直線であろうがコーナー中であろうがちょっとしたギャップの上を通った時に超えた感覚はあるが不快感が全く無かったんです。

もうちょっと深く書くと、例えば峠道を走行中に下りのコーナーに減速帯があるじゃないですか?

あの上を越えたときに今までならば路面から『ゴツッ、ゴツッ』と突き上げられるような感覚が来ていたのに、Ti-6Al-4Vアクスルシャフトに換装すると減速帯の上で『ストン、ストン』とサスペンションの伸び縮みがキチンと感覚が把握出来るようになったんですよ。

今までが減速帯の上で跳ねていたタイヤが減速帯の上をなめるように走っていくのです。

もちろんそれは車体が真っ直ぐの時でもバンク中の状態でもです。

これは剛性が上がった事により路面から力が掛かってもサスペンションに伝わる前にキチンと力が整流化されて今まであった捩れや微振動をしっかりと押さえ込めるからだと推測します。

これは高速道路やサーキットのようなスピードレンジの高い箇所の方が顕著に現れます。
また長時間の連続走行では明らかに疲労度が低くなりました。

そしてその剛性は強いブレーキングでも威力を発揮します。

減速帯の走行が路面側からの力の入力だとすればブレーキングは車体側からの入力になるのですが力の最終到達点であるアクスルシャフトの剛性が上がる事によりしっかりと安定したブレーキングが可能となりました。

それはブレーキングから車体をバンクさせる動作でより顕著に現れます。
一連の動作がそのままスムーズに移行していくのです。

そしてバネ下で200g以上軽量化させた恩恵で異様に足回りが軽くなります。
これは軽くした上で剛性を上げた為により顕著にその軽さが実感出来ました。

っとホントに良いことだらけの事しか書いていないのですが、実際に乗っていただければご理解いただけると確信できる効果だと思います。

このBuell用アクスルシャフトはBuell Leoさんの試乗車に実際に装着されていますので購入をお悩みの際は是非京都のBuell Leoさんで比較してみてください。
純正との乗り比べもできますので。

国産のオーナーさんも是非試して参考にしてみてください。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

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