ベータチタニウム オフィシャルブログ

2012年3月22日

ネジの精度

堅苦しいタイトルになりましたが、今日は「ネジの精度」についてです。

常にお客さまからの依頼で別注品が社内にありますが、「同じボルトを製作」との依頼がきたときに、時々悩む事があります。
どこまで再現すればいいのか?ネジの精度が社内の基準に合わないとなれば尚更です。最終的にネジが基準に合わない原因を見て判断します。

ボルトはボルトとナット(もしくはタップ穴)があって、初めて機能する部品であって、ボルト単体では意味がありません。

当然の事ながらボルトとナットにははめ合い公差が存在し、オートバイ・自動車・自転車に使われているボルトのネジ等級は、JIS2級のものが99.9~100%です。
いわゆる機械構成部品のネジ等級はJIS2級という取り決めがあるからですが、意外と知らない人も多いことに驚かされます。

ネジの取り決めというのは、JISハンドブックを読んでも、ある程度の経験を積まなければ理解できない部分が多々あるからです。

たかがネジ。されどネジ。

製造メーカーでこれらの事を理解するには、やはり3年はかかるでしょうね。

それでは、来週はもう少し突っ込んで書いていきたいと思います。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

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