ベータチタニウム オフィシャルブログ

2013年5月17日

ナットのピッチの測り方。(あくまで、目安)

こんにちわ、製造のショウジです。

今回は、いつもお客様からオーダーいただいてるボルト&ナットのピッチについて。

ボルトの方のミリピッチなら外側から見て螺子山の頂点から次の螺子山或いはもひとつ隣(二山先の)頂点までの距離で螺子のピッチは測れます。

例えばM10Xピッチ1.25の場合ですと隣の螺子山ではわかりにくいので二山先で測ると2.5ミリとわかりやすくピッチの判断もしやすいかとおもいます。

ただし、これはミリピッチの場合でインチ目は又違う測り方になります。

インチ目は基本1インチ(25.4ミリ)を基本に螺子の山数でピッチが決まっていくので、山数を測るピッチゲージなるものを使ってピッチを測ります。

例えば、3/8インチ16山の場合ですと螺子ピッチは1インチ(25.4ミリ)を16山で割った数値がインチのピッチになります、この山数も色んな山数がありその山数によってピッチが変わっていくのです。

では、ナットの場合はどうやって測るかというと、基本下穴の径を基準にしてピッチを割り出していくことをします。

例えばM10Xピッチ1.5の場合ですと10から1ピッチを引いた数、(10-1.5)つまり8.5が下穴径となるんで、そこから逆算的にピッチが推測出来るというわけです。

しかし、この方法はあくまでも基準としての目安であって、世の中やっぱり一筋縄ではいかないボルトやナットが存在するのも事実です。

特に自転車・・・・・

先日オーダーいただいたナットなんて何じゃこのサイズ。見たことないわ~。

百戦錬磨な社長を持ってしてもおそらくはと、推測でしかサイズが出せない不思議なナットでした。

ナットだけですとわかっているサイズならそれだけで作ることが出来るんですが、

無いものはどうしても現物あわせになってしまうんですね。

なので今回はボルトも計測できたので、そこから作成は可能です。

いやしかし、シミジミまだまだ知らんことは一杯あるなと思い、

あらためて決め付け、思い込みには気をつけようと思う次第でした。

カテゴリー:螺旋屋徒然ブログ

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